理論物理学者として著名な佐治晴夫さんによるスペシャルサロンですが、今回取り上げるテーマは、「宮沢賢治」。「物理学者と旅する『宮沢賢治の心象風景』」と題して、お話しくださることになりました。
佐治先生から、こんなメッセージが届いています。
1922年は、賢治の人生にとって、最も衝撃的な年だったと推測されます。最愛の妹トシを亡くし、ノーベル賞受賞が報じられたばかりのアインシュタインがだだ一度の来日を果たした年でありました。詩集「春と修羅」を書き始めたのもこの年でした。彼がみずから“mental sketch(心象)”と名付けたものが、現代物理学や仏教の世界観にも通じています。今回は、「春と修羅」を手掛かりに、現代社会を生きるためのヒントをさぐってみたいと思います。
博覧強記、宇宙そのものように、どこまでも拡がる佐治先生の世界を存分にお楽しみいただける贅沢な時間です。
4月始まりの日曜日。
これまで過ごしてきた日々、これからの時間、人生のこと…、ご一緒に思いを馳せてみませんか?
|