重要無形民俗文化財、1,400年の伝統「天王寺舞楽」を伝承する

「悠久の雅楽」鑑賞前に学ぼう!A15:00の回

【対象】中学生以上

概要

9月20日(土)、アレーナホールにて天王寺楽所による雅楽と舞楽のコンサート「悠久の雅楽」が開催されます。 雅楽の歴史は遠く聖徳太子の時代に始まります。 聖徳太子が百済より渡来した無言音楽劇「伎楽」を仏教の法会に用いる芸能と定めたことから、さまざまな外来音楽が盛大に演奏され、その後、9世紀から10世紀中頃にかけて今日の様式に直結する「雅楽」が形成されました。 「雅楽」と、雅楽音楽を伴奏とする「舞楽」。 今回のアレーナホールコンサートでは、国の重要無形民俗文化財に指定された「天王寺楽所」楽統の方々が演奏し、舞を披露していただきます。 雅楽と舞楽の鑑賞は初めてという方にも、この貴重な機会を存分に楽しんでいただけるように、事前に鑑賞入門講座を開いてくださることになりました。 講師を務めてくださる小野真龍先生は、小野妹子の子息を開基とする古刹を引き継がれている方で、幼少期より雅楽に携わっている生粋の雅楽人。 雅楽や舞楽の基礎知識をわかりやすく解説していただいた後、今回の公演の見どころもしっかり教えていただきます。 学んでから観れば、楽しさは格別。 知らない故の“難しそうという先入観”も払拭されること、間違いなしです! ※お得なチケットのお支払い方法は、別途アクティビティ終了後にご案内いたします。  
●入門講座5,900円の他に別途コンサート料4,000円が必要です。お得なコンサートチケットのお支払い方法は、別途アクティビティ終了後にご案内いたします。 ●お申し込み時に「チケット付」をお選びいただきますと、9月20日(土)14:30〜16:00の回のチケットもセットになったお得な内容となっています。(通常5,500円→アクティビティ参加者4,000円) ●アクティビティご参加の方々には、観やすい良いお席をご用意いたします。(全席指定席となります) ●お得なチケットのお支払い方法は、別途アクティビティ終了後にご案内いたします。 *参加費には、テキスト『絵で見る 四天王寺聖霊会』(1,500円)が含まれています。
曜日・時間 8月23日(土) 15:00〜16:00
会場 東館3F たまがわLOOP
持ち物 筆記用具
備 考 *体調がすぐれない方のご参加はご遠慮ください。 *原則として申し込み後のキャンセルはできません。止むを得ない事情でキャンセルされる場合は、アクティビティ開催日(8月23日)の7日前まで受付。事務手数料(税込550円)をのぞいた金額を返金いたします。それ以降のキャンセルは、参加費全額を頂戴いたします。
残席状況
WEB受付開始日時 2025/07/12(土) 10:00
WEB受付終了日時 2025/08/19(火) 12:00
その他資料      

スケジュール

日 時
2025/08/23(土) 15:00〜16:00

講師紹介

小野真龍
天王寺楽所雅亮会理事長・一般社団法人雅楽協会代表理事・関西大学客員教授

小野真龍

プロフィール

京都大学文学研究科博士課程(宗教学)を修了。宗教哲学の研究で京都大学博士 文学)となり、相愛大学人文学部特任准教授を務める。その後、小野妹子の八男を開基とする浄土真宗本願寺派願泉寺の第44世住職を継職して現在に至る。主な著書に『ハイデッガー研究』(京都大学出版会)、『雅楽のコスモロジー』(法藏館)、『天王寺舞楽』(法藏館)などがある。 雅楽人としては、幼少より四天王寺「聖霊会の舞楽」の童舞の舞人を務め、天王寺楽人の道へ。1993年より天王寺楽所雅亮会の会員となり、「聖霊会」をはじめ四天王寺の由縁の舞台で雅楽演奏・演舞活動を行う。雅亮会の後継者育成機関や、相愛大学等で雅楽実技も指導している。現在は天王寺楽所雅亮会理事長(一般社団法人雅亮会代表理事)、一般社団法人雅楽協会代表理事。関西大学客員教授も務める。
 

講師紹介


天王寺楽所雅亮会

プロフィール

「天王寺楽所」は「聖霊会」を中心に、四天寺由縁の舞台で1400年にわたって、独特の舞態を持った天王寺舞楽を伝承してきた(「聖霊会の舞楽」)。この天王寺舞楽は、「聖霊会の舞楽」の名称で、昭和51年に国の重要無形民俗文化財に指定されている。明治維新以降は、明治17年に民間人によって設立された「雅亮会」が、旧天王寺楽人から伝授を受け、天王寺舞楽の伝統を受け継いだ。現在では、四天王寺から「天王寺楽所」の名称使用を許され「天王寺楽所雅亮会」と名乗り、聖霊会の舞楽をはじめ、四天王寺における法会舞楽、住吉大社、嚴島神社の奉納舞楽に毎年参仕し、大阪フェスティバルホールで毎秋自主公演会を催している。また、雅楽伝習所を開設して後継者を広く募り育成している。 海外公演としては、昭和53年のアメリカ・カーネギーホール公演を皮切りに、ヨーロッパ各国、ニュージーランド、韓国、中国、チェコ(大統領臨席)など多くの国に天王寺舞楽を紹介した。大阪府芸術祭賞、大阪府民劇場賞など、数多くの受賞歴を持っており、令和2年には伝統芸能ポーラ賞(地域賞)を受賞した。平成26年には楽頭であった小野功龍(こうりゅう)が恩賜賞・日本芸術院賞を受賞した。
 

お申し込み

料金区分 参加費
入門講座のみ 5,900円
チケット付 5,900円