日常のなかのちょっとした疑問や不安、よくわからないこと、誰かにきいてみたいこと・・・そんなさまざまなことをみんなで話し合って、ちょっと深く掘り下げて考えてみる。
そんな場が「たまがわLOOP」にできました!
リーダーを務めてくださるのは、永井玲衣さん。
さまざまなところで「てつがく対話」を実践している、今注目の哲学者です。
永井さんはおっしゃいます。
「てつがく対話とは、日々のモヤモヤに立ち止まり、誰かと一緒にグルグル考える場です。日常の中でふとめぐりあう『手のひらサイズの問い』を出し合い、対話の場を一緒につくりながら考えます」。
哲学の知識はまったく必要ありません。
対話のテーマは“問い”から始まります。たとえば、「なんでひとは美しいことをもとめるのだろう?」とか、「頑張るのって、あたりまえ?」とか、「ひとりの時間を大切にしたいって思う私は変?」とか、
参加者は思ったことを自分の言葉でそのまま言い、他のひとの話を聞いて、対話をして、終わりの時間がきたら終了。
それが、「てつがく対話」。
てつがく対話には3つのルールがあります。
・よく聞くこと
・自分の言葉で話すこと
・“結局ひとそれぞれ”にしないこと
てつがく対話にゴールはありません。正解もありません。
永井さんはご自身の著書『水中の哲学者たち』のなかで「完全に通じ合わなくてもいい。わかりあうことはゴールではない。わかりあうのではなく、わかりあおうとしあうこと。互いに空を飛ぶことを夢見ること、それだけでいい」。と書いていらっしゃいます。
日曜日の昼下がり。
てつがく対話は、対話を通して、自分自身を見つける時間なのかもしれません。
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