2020年10月、KENZOブランドの創設者であり、パリはもとより世界的デザイナーとして活躍した高田賢三さんが新型コロナで逝去されというニュースは、文字通り世界中に衝撃をもって伝えられました。
フランスのマクロン大統領夫妻はすぐさま「私たちに色彩と自由をもたらした」と称え哀悼の意を表し、パリのアンヌ・イダルゴ市長は「悲しみは計り知れない。なんと才能のあるクリエイターであったことか。彼はファッションにおいて色と光に居場所を与えた。パリの街は今日、私たちの息子の死を悼んでいる。彼の家族や親しい人々、そして彼を愛したすべての人に思いを寄せている」と追悼したといいます。
新型コロナによる突然の悲しい知らせは、37年間ビジネスパートナーとして、また、プライベートパートナーとして高田賢三さんを支え続けた鈴木三月(すずきやよい)さんにとっても衝撃の出来事だったとか。
「熱があってね」とパリの賢三さんから電話を受けたわずか半月後のこと。突然の知らせに動揺しつつ、鳴り続ける問い合わせ電話やメールに対応して、PR(アタッシェ・ド・プレス)としての仕事をし続けたという鈴木さん‥‥。
鈴木さんが37年間もの間、高田賢三さんとすごした日々。そのなかで見た賢三さんの素顔と横顔。
鈴木さんが1冊にまとめあげた『高田賢三と私』(時事通信社刊 2,420円)には、美しいたくさんの写真と共に、鈴木さんだけが知るさまざまな魅力的なエピソードがあふれています。 “夢追い人・高田賢三”。
日本と世界をモードという観点から橋渡しし続けた高田賢三さん。
賢三さんがファッションの世界にもたらした数々の影響と、その裏で鈴木さんに見せたプライペートな人間味。
数々の思い出ともに、ファッションの世界、パリのこと、そして日本との行き来など、鈴木さんだけが知る賢三さんを存分に語っていただく貴重な機会。
ファッションが大好きな方も、KENZOブランドを懐かしく思い出す方も、ぜひお越しください!
ご本をお持ちでない方には、今回、鈴木さんのご好意で特別価格にてお分けいただくことになりました。 |